音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

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不定調性論2019:非論理学のススメ〜芸術表現を構成する"矛盾への理解"について★★★★★

2019GW企画その①です。 矛盾への理解2019を推し進めて参りましょう。 おかしな話をマジメに話します。 これからどんどん地下界でこの思想が拡散され、より安心して矛盾と向き合える精神性を底辺から作っていただければと思います。 なお、 論理学の専門家で…

不定調性論2019:和音は二種類しかない〜信じること=科学的根拠だとしたら★★★★★

もし1+1=2が「正解」ではなく、「そうであると多くの人が信じている」からそうなっている、と考えたらどういうことになるでしょうか。 以前、二元論的な話について、厳密な意味で二極化された論理展開は難しい、というお話を書かせていただきました。 circle…

現代の作曲法 研究教材「不定調性論教材」について(2019)★★★★★

www.terrax.site 『不定調性音楽論』の教材をご案内申し上げます。 // ポピュラージャズの作編曲、音楽研究ための2019年度最新版が本年4月1日にお申し込み可能でございます(PDFファイルにてメール送信致します)。 music school M-Bank 不定調性音楽論一般教…

<コラム>ドミナントモーションの洗脳を解け★★★

www.terrax.site 不定調性論ネタです。 皆さん正直に考えてみてください。大丈夫です、記事の最後にはスッキリ答えが出ますので(正直にならないとスッキリとはならないかも)。 学生は危険だから教科書を全部身につけるまでは読まないで(冗談です)。分別…

135,暗い日曜日-Szomorú vasárnap / シェレッシュ・レジェー

本作の様々な都市伝説は置いておいて、音楽が心に影響について考えてみましょう。 "聴いたら自殺したくなる曲" と言われたりします。作曲者自身も後年自死しています。 数奇な運命です。時代がそうさせた、としか思えません。 でも安心してください。この歌…

制作メモ;雪やこんこ〜v-solo piano★★★★★

www.youtube.com 昨年の作品です。 勝手なことを書きますのでそういう考えなんだな、、ぐらいに思ってスルーしてください。 // 童謡はメロディみんなが知っているぶん、奇抜にしても輪郭が消えないのでとても良い材料になります。 感情で和音を当てる、とは…

(不定調性論2019)下方倍音列の実用性とは?~数理親和音モデルの拡大(part2)★★★★★

前回記事です。 www.terrax.site 拙論では、この「倍音」を「数理の関係性」と捉えました。すると次の図が出ます。 <倍音マトリックス> これは基音の何倍か、何分の一倍か、ということをマトリックスにした表です。 ここに下方倍音列と同じ種類の音が出現…

(不定調性論2019)下方倍音列の実用性とは?~数理親和音モデルの拡大(part1)★★★★★

www.terrax.site 2019もスタートしました。昨年取り入れた様々な話題をベースに、「矛盾」をキーワードに、自身の音楽の底の底の方法論の地固めを今年もしてスタートしてまいりたいと思います。 4月には19年度版の教材も整うと思います。 ネガティブ…

制作メモ;DANNY BOY〜v-solo piano★★★★★

www.youtube.com 今期はなんとか、ピアノアレンジ作品制作作業まで来ました。 // この不定調性というジャンルは基本的に私一人で概念を固めているものなので、全く個人的な作業でございます。 類似する概念や伝統的に「不定調性的」と思える作品があることは…

不定調性論~音の距離感の話~創意工夫の話★★★★★

【正解のない漠然とした問い】Cから一番遠い音は? — lydian (@lydian28) 2018年9月23日 H=b G=g Fis=f# Des=d♭ で考えますね。 つい時間が空いてしまって、目に留まったツイートに反応してしまいました。 "音楽理論のガラパゴス島"である不定調性論的な視点…

不定調性論的な「視点」についての話〜心理的協和の角度のある視点★★★★★

今回はWindowsさんの「ペイント3D」を使ってお話しします。 www.microsoft.com 「解釈」という行為のあいまいさ、厄介な部分について書いているつもりですが逆に訳が分からなくなった記事です。文字通り適当に解釈してOKです笑。 ここに四つの星があります。…

Connectability Cadence~変格ハーモニーのその先へ(夏休み企画4)★★★★★

ちょっと総括する内容で今年の夏も締めくくりたいと思います。 はい。これにヴォイシングしてみましょう。 コード進行研究サイト、もたくさん優れたサイトが出てきたので、こちらでは「楽曲のコード進行分析」とか、する必要がなさそうですので、先だっても…

<不定調性論用語/概念紹介64>ドミナントモーションの拡張(動和音と静和音関連)★★★★★

www.youtube.com www.youtube.com この辺の動画をご覧いただけば、主要なところはすべて解説しています。 V7→I が絶対的な権力を持っている、また「音楽理論」という学問の存在そのものが音楽の進化を失速させてきました。良い意味で安定飛行が楽しめている…

<不定調性論用語/概念紹介59>V7のモードからの独立★★★★★

「調」の概念は、「モード集合という音の使用制限」の概念とともに進化しました。 モードは旋律的習慣や、開始音、終止音が定まっていて、和声感の有無に関わらず、旋律に重心を与えていました。モード音をどのように用いても、最終的に主音に帰着し、主和音…

<不定調性論用語/概念紹介58>不定調性進行★★★★★

次のコード進行を見てください。 CM7 Dm7 Em7 FM7 G7 CM7 この進行に朗らかで、穏やかな昼時を思わせる調べを感じました。 アレンジを加えます。 CM7 Dm7(♭5) Em7 Fm7 G7 Cm7 こうなると陰りが差し、最後は物悲しく終わります。長調と短調の狭間のグラデーシ…

<不定調性論用語/概念紹介50>音楽のバランスの恣意性★★★★★

これもタブーといえばタブーです。 これを言ってしまうと、あらゆるものに価値が無くなってしまうので、人が音楽に生きる拠り所が無くなります。 あなた、余命一か月でも、他人の批判して過ごします? 余命一か月でも、その仕事します? 余命一か月でも、今…

<不定調性論用語/概念紹介49>ベルトチェンジ★★★★★

これは分子構造モデルのリディアンとロクリアンです。詳細は別にわからなくて結構です。この対称性が面白いですよね。 これは、 こういう音程関係の対称性があるから生まれてくるわけです。 このような現象を「ベルトチェンジ」と呼んでいるのですが、名称は…

<不定調性論用語/概念紹介48>和声の分子構造における形態模写★★★★

★ たとえば、CM7をこのように作った時、なんかアンバランスですよね。 もちろんほかの作り方もできますが、Eのレンジ2の五度音を配置、というイメージでCM7を考えると、ここに対称性を作り(形態模写)、 こうすれば、CM7(9)のできあがりです。 とうぜん、 …

<不定調性論用語/概念紹介47>和声の分子構造★★★★★

意味のないものに意味を創造していく、という作業です。 あなたが今ランダムにピアノの鍵盤を目をつむって、5つの音を弾いたとしましょう。 左手で一音、右手で四音。 指の開く幅に限界がありますから、ある程度制限があります。 それがc2 b2,d3,d#,3,e3 で…

<不定調性論用語/概念紹介46>領域のアラベスク★★★★★

そして12音連関表が極限まで拡張すると、12音のカーペットになります。 あとは自由に線でも弾いて、音集合を作れば、それすなわち規則性によって作られた音集合となります。 囲まれた境目の音をメロディにするとか、覆われた音を用いて和音を作るとか。 えー…

<不定調性論用語/概念紹介45>副次的和声単位★★★★★

これはcとdが完全結合領域を示していることを図にしたものです。 上の表では、cとdを色分けしてこの表を拡大しています。集合の現れる横の音の種類には変化がありませんが青字のdの列は赤字のcの下方領域fの四音の並ぶ配置が換わります。この表の一番上のdの…

<不定調性論用語/概念紹介44>+C△と-C△。★★★★★

束縛は辛いですが、自由はもっとつらいですね。 人はきっと自由に対して怠けてしまって規則を作っているのだなぁ、と感じます。 でも自由は虚無ではないと思います。あなた自身の意思があれば。 たいていは意思を持たぬように教育されてきているので(教育側…

<不定調性論用語/概念紹介43>F△=-G△にしてみたら?★★★★★

これもジョークです。 十二音連関表、増四度環において、上方のG△、下方のF△が対称的であることは、反応領域の形態模写によって構成可能であることを見てきました。 私たちは機能和声論においてこの二つは別の和音である、と思い込まされています。 そうでは…

<不定調性論用語/概念紹介42>増四度環の二重らせん図★★★★★

さて。 世の中が二重らせんで出来ているから、あらゆるものが二重らせんで説明ができるのか。 それとも、 自分達が二重らせんで出来ているから、全てが二重らせんに結び付けられて理解されるのか。 別にどちらで理解してもいいです。 ここで示されているのは…

<不定調性論用語/概念紹介41>リアクティブモーション★★★★

カッコつけた名前ですね。 絶対に日常で使いたくないです笑。。 どうしてもV-Iを「ドミナントモーション」としてしまうと、機能和声そのまんまになってしまいます。この進行から「機能和声さ」を取りのぞく状態を作るには、名前を変えるしかありません。 そ…

<不定調性論用語/概念紹介40>反応領域の形態模写★★★★★

機能和声論は"なぜか" 基音cに対して、C△を想定し、さらにg,fを持ち出して、同様にG△、F△をつくり、 C△+F△+G△ で調性を創り出しました。 え?なんでC△をつくったの?え?どっからfもってきたの? え?なんで全部にメジャーコード作るの? という理由は曖昧…

<不定調性論用語/概念紹介38>領域の鏡像の等式★★★★★

基音がcであるとき、cを表面基音、f#を裏面基音とします。 これらの関係を見ていると、増四度という関係が、鏡の内と外のような関係と見て取ることができ、この二つの音の距離感をうまく把握できるのではないでしょうか。 つまりf#においてねじれていくよう…

<不定調性論用語/概念紹介37>増四度環★★★★★

上方領域 ~c-c#-d -d#-e-f- f#- g-g#-a-a#- b- c~ 下方領域 ~c-b-b♭-a-a♭-g-g♭-f-e- e♭-d-d♭-c~ 当然このように考えてもcとf#は同じ位置にきます。これらの対称関係はc:f#すなわち増四度の関係が1:√2という関係だからで、下の…

<不定調性論用語/概念紹介35>水平領域和声単位★★★★★

この水平領域和声単位も二次的な和声単位ですが、その構造をある程度想定できる和音として設定いたしました。 この和声単位は、十二音連関表から生まれた和声単位です。 Cua3 このコードはC upper areaの三和音の略です。 構成音はc-d#-f#というものです。 …

<不定調性論用語/概念紹介33>12音連関表★★★★★

先の完全結合領域を12音調べて、まとめると、四つのグループの三領域に分かれます。 これです↓ iの上方領域=iiの下方領域 iの下方領域=vii♭の上方領域 これをまとめると、このような表ができるんですね。さらに当然G,Fにもそれぞれ上方、下方があるわけです…