音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

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"Giant Steps"の不定調性アナライズ(2018)★★★★

giant stepsをC始まりにしてみましょう。 C Eb7 | Ab B7 | E | Bbm7 Eb7 |Ab B7 | E G7 |C | F#m7 B7 |E | Bbm7 Eb7 | Ab | Dm7 G7 |C |F#m7 B7 |E |Dm7 G7 | ここから機能和声の慣用句を括ってみます。 つまりEb7→AbはキーはAbである、Bbm7-Eb7-AbはキーがA…

"Giant Steps"の機能和声アナライズ★★★★

Giant Stepsの機能和声分析 今日の質問。そして今日の答えです。 この曲は有名すぎて。手っ取り早く手っ取り早いスケールが知りたい、というあなたに。 // === Giant StepsB D7 | G B♭7 | E♭ | Am7 D7 |G B♭7 | E♭ G♭7 |B | Fm7 B♭7 |E♭ | Am7 D7 | G | C♯m7…

立体的和声のイメージから★★★★

不定調性論的なC△を考えてみましょう。 図1は機能和声的なC△イメージです。 図2は不定調性論によるC△のイメージです。左側面はEbが来て、下の面にはFが書かれるのですが、なぜか描き逃しているようです、過去の私。 これにより、g・e音はcの立方体から派生…

制作メモ;(耳コピDTMcover)トリコ / Nissy 映画【あのコのトリコ】主題歌(cover)~コードあり。★★★★

You Tube Coverです。 www.youtube.com 参考はこちら(本家)です。 Nissy(西島隆弘) / 「トリコ」Music Video - YouTube ほんわかりんな嬢バージョンに仕上がりました。 +2上げです。 つい思い出してしまったのがこの曲。。シャッフル、というだけで。 Maji…

(基礎)12音上方倍音列(自然倍音列)・下方倍音列表(第16倍音まで)・側面倍音列★★★★

<上方倍音列表(自然倍音列)> 1=1倍音=基音です。あとは2=2倍音~16=16倍音まで。 ダブルシャープや、ダブルフラットを使わず慣習的にコーダルハーモニーの考え方で普段実用的に使う呼び名で音名は設定しています。 なお緑色のセルは異名同音の列…

『作曲の手引き』に見る短三和音の記述★★★★

パウル・ヒンデミット著「作曲の手引き」下総皖一先生の訳、第三版(1980)です(第一版は1953年)。 "芸大和声"も出版されてない時代。 ヒンデミットは長三和音について次のように言っています。いちいち注釈つけてみました。 P28.(以下引用含む) 即ち根…

二つのキーを重合させたらどうなる??(複調性の印象のからくり)★★★★

Cメジャーキーの曲に、なるべく色合いを変えずに別の調を用いるなら何調が良いでしょう。 Gメジャー(IV#が追加) Fメジャー(VIIbが追加) なら変化音は一つです。更に行くと、 Dメジャー(I#とIV#が追加) Bbメジャー(IIIbとVIIbが追加) この時点でI#が…

和音の相似・拡張・代理・分解・写像・変貌・変態・不定調(変格)を分けて考えよう★★★★

これらをごっちゃにすると、いろいろ良く分からなくなります。 // 和音の相似 同じ音が使われている和音。 i系 転回系 C/E C/G 注)古典の解釈では異なる和音、他の変化和音とみなす向きもあります。 和音の拡張 テンションコードですね。これだけでも響きは…

四度和音によるドミナントモーション~聴感覚の展開★★★★

Dm7 G7 CM7 を四度和音で作ろー。 // こうきて。 こんな感じでしょうか。 これは、 ですので、 Dm7(11) G7sus4(10,13) | CM7(#11) | ですね。 普通の進行でもちょっと工夫するとマンネリを打破できます。さらに このように高音部表だけみて、上下に拡張し 二…

アッパーストラクチャートライアド(拡張型冠状三和音)の一覧表(2018)★★★★

とある和音へのご質問をいただいたのでアップいたします。アッパーストラクチャートライアド分類表です。 (追記・改訂2018.8) // 表 其の一 表の左端は主なダイアトニックコードと該当するモードが必要に応じて書かれています。 黄色いセルは、左端…

The BEATLES"If I Fell"コード分析(夏休み企画2)★★★★

こちらの記事をより深く。 www.terrax.site です。 Ebm |D |Db |Bbm |Ebm |D |Em |A7 | この進行を機能的に考えてみましょう。key=Cにして考えます。 まずもっともありそうな状態に戻して考えてみましょう。 Dm |G |C |Am| Dm |G |Dm |G | こうです。 以降の…

<コラム>II-V-I-VIのバリエーション(夏休み企画1)★★★★

Dm7 |G7 |CM7 |A7 | のバリエーションを考えてみましょう。夏休み企画です。 何度も書いているのですが毎年教えない年はありません。しかしこれはアートというより、ゲーム的なので、音楽表現と思考のアソビをごっちゃにしないように上手に活用ください。 基…

<コラム>C7(b9,#9)を使ってみて?★★★★

綺麗ですよね。流れ。半音反行してる感じとか。 C7(b9) FM7で済むところ、もうちょっとスリリングにして濁らせて解放、みたいな感じですね。 でもこれって、使っちゃいけないコードだって習いました? それとも一般的ではないけど、とか濁されました? いず…

<不定調性論用語/概念紹介63>スケールアウトの根源★★★★

ドミナントモーションのエネルギーの根源はこのトライトーンの半音での解決です。 マイナーコードではこれが作れないために、b9thを投入します。そしてこのb9thはスケール外音です。 スケールアウトの正義の根源がここにあります。 秩序を保つためには、多少…

<不定調性論用語/概念紹介62>G6→CM7は解決するのか?★★★★

G6→CM7 この和音進行は、ドミナントモーションの代わりになるでしょうか。 常識的に考えて、「ちょっと弱い」とか「まあ、成り得る」とかそういう印象でしょう。これは根音進行において四度下降が起きているのでそれっぽい解決感があるということができます…

<不定調性論用語/概念紹介56>和声単位作曲技法★★★★

例えばこーいうコード進行。 |Cadd9 |Dadd9 |E♭add9 |Cadd9 |E♭add9 |Gadd9 |C#add9 |Cadd9| サウンドはこちらで。 add9 | rechord - 演奏もできるコード進行共有サービス これ、不定調性論の記号を用いると、 Cadd9=c,e,g,dですから、 Cu5(d)とか…

<不定調性論用語/概念紹介54>四つのモードのダイアトニック★★★★

とりあえず、一般的な四つのスケールに出現するあらゆる和音をディグリー別に並べた表です。 ・メジャースケール ・ナチュラルマイナースケール ・ハーモニックマイナースケール ・ハーモニックメジャースケール です。 これらを自由に組み合わせてコード進…

<不定調性論用語/概念紹介53>モーダルダイアトニックアナライズ★★★★

こじつけの極致です。 でもトークが上手な人なら、これで説得することができるかも。あとで種明かしします。 この中からM7thコードを抜き出してください。 cから並べると、 CM7 DbM7 EbM7 FM7 GbM7 GM7 AbM7 BbM7 こんだけ出ますね。これ使って下記のような…

<不定調性論用語/概念紹介52>機能進行のタブー★★★★

Tから進むことのできる機能 T SD D SDから進むことのできる機能 T SD D Dから進むことのできる機能 T でしたね。 これがルールでした。これに則って作られる作品がいわゆる"良い作品"です。 でも良い作品は評価されるだけで作曲家を幸せにするわけではありま…

<不定調性論用語/概念紹介39>マイナスの倍音★★★★

鍵盤をこのように基音中心に考えれば、そこに対称性があるのは言うまでもありません。 この状態を基音を中心にした対称性と捉えるのに一番いいのは数直線です。 このように負の数を用いて考えますと、 基音cにとってgとは、3倍音であり、fは-3倍音である、…

<不定調性論用語/概念紹介30>領域を分ける和音★★★★

基音cにおいて、 Cu5+Cl5はいわば共通音が一音である「希結合領域和音」です。 このように上方と下方の領域が一つの基音の中で発声する和音を教材では「領域断層和音」と呼んでいます。 基音cでいうなら、不定調性論は第八倍音まで使いますから、 上方=c,e,…

<不定調性論用語/概念紹介29>結合領域和音★★★★

基本の和声単位が出来たら、あとは自由な組み合わせです。 私たちは、刷り込みよって、三度堆積の和音を特化して考えていますから、和音創りのげ原点に戻るとき、 機能和声で通例作れる和音と、その後のジャズ、フュージョン、現代音楽などで作られる和音を…

<不定調性論用語/概念紹介23>調性という名の幻想★★★★

各和音が主和音への終止を行う、というのが人に植えつけられた感覚であるとすると、これが反応領域、という考え方で自在にオンオフが可能、ということになります。 上記のように、あらゆるコードが主和音への収束を持っている、とその人が感じてあげるだけで…

<不定調性論用語/概念紹介21>ダイアトニックコードとスケールという反応領域★★★★

普段何気なく決めつけていることを取り上げましょう。 CM7 |Am7 |Dm7 |G7 :| という進行は、どのように分析できますでしょうか? 当然、 key=C IM7T |VIm7subT |IIm7subSD |V7[D] :| ですが、 これはなぜこうなると決まっているのでしょう。 そう、あなたが…

<不定調性論用語/概念紹介20>上方と下方のマテリアルモーション2~確調機能★★★★

この二つの領域の変化の流れを「元祖コード進行」とするわけです。 ①C△ Fm ②Fm C△ ①を上方マテリアルモーションとし、②を下方マテリアルモーションとします。 これを「基音の反応領域変化」と呼び、ある和音を別の和音に移行させる原初的な行動のモデル、と…

<不定調性論用語/概念紹介19>上方と下方のマテリアルモーション1★★★★

音集合には、上方性和音構築と下方性和音構築の二つの種類が機能和声内であることが分かりました。 基音がcのとき、 上方音は、e,g,b♭ であり、 下方音は、a♭,f,d です。 この二つが交換される現象を、「マテリアルモーション」と呼ぶわけです。 平たくコー…

<不定調性論用語/概念紹介10>基音の反応領域1★★★★

あなたはとんかつにソースやしょうゆをどの程度かけますか? そこに何かセオリーを持っていますか?誰かが決めたルールに従っていますか? ラーメンに唐辛子を入れる時、どの程度入れよう、って決めていますか? 誰かが決めたルールに従っていますか? 「基…

<不定調性論用語/概念紹介6>オクターブレンジ2★★★★

c 基音 c―c 基音~第二倍音 c-g-c 第二倍音~第四倍音 c-e-g-a#-c 第四倍音~第八倍音 c-d-e-f#-g-g#-a#-b-c 第八倍音~第十六倍音 これらの倍音列の音は、基音の振動数の整数倍の音です。だからこう書き替えられます。 1c 1c-2c 2c-3c-4c…

<不定調性論用語/概念紹介5>オクターブレンジ★★★★

12音を平等に扱う、と決めた以上、段階的な区分けが必要です。 基音を1とすると、自然倍音の数理によって、オクターブは下記のように分割されていきます。 c 基音 c―c 基音~第二倍音 c-g-c 第二倍音~第四倍音 c-e-g-a#-c 第四倍音~第八倍音 c-d-e…

<不定調性論用語/概念紹介4>平均律の数理の拡張★★★★

ある基音の二倍の振動数の音は、オクターブ高い音です。 つまり A:2A=1:2 であり、これを「音楽的な関係」である、と考えたわけです。 ただ振動数値が二倍である、というだけです。 それが「協和」を生む、という状態に、宗教的な「調和」を感じる、となれ…