音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

枝の上の小鳥は喜びで鳴くのか?〜音楽制作で考える脳科学47

同じトピックはブログ内を「音楽制作心理学 」で検索してください。 前回 www.terrax.site 音楽は聴覚のチーズケーキです。 認知科学者のスティーブン・ピンカーが1997年に述べた言葉です。 音楽の刺激がたまたま脳が喜ぶ部分に反応するために人の進化の過程…

ノンダイアトニックの外向き思考〜12音使用と調純度--調から流へ--

答えはいくつもありますので、個々人の方法論で考えてください。 kotobank.jp 一般概念的には、 特定の音(x)を主音(中心音)とした場合にこれをx調という。 ということですから、 CM7 A7 DmM7 G7(b5) C#m7(b5) CM7 というコード進行でもcを中心にメロディを作…

制作メモ;wall, rain and smoke〜 意味を繋ぐ

www.youtube.com ひさびさに大きな地震がやってきて、その瞬間ふと何かを閃いたので、少し睡眠時間を削って即興曲を作り始めたのが昨日。 世界にあふれ大きな壁と雨のような悲しみ。そしてwars。それらが自分に引き起こす感情はどうにもできないしうまく表現…

Chromatic Phrase Sequence 2〜音の組み合わせとバリエーションの考え方

前回 www.terrax.site それでは音を組み合わせましょう。 前回の表を再度。 こちらに基づき、簡単で特殊性のあるものから考えます。 作られたシークエンスとして認識しやすい単位を個人で定めてください。例えば4/4の1小節を1つのシークエンスの最大単位と…

Chromatic Phrase Sequence 1〜不定調性モデル

論理的に不定調性的なフレーズを作る際に組み合わせ可能な音程連鎖パターンを列挙しておきます。ここではその最初のモデル、として、オクターブの中だけで動く音の連続性に限定します。 まず二つの音関係の基本を次のようにします。 (注;音程名称と譜面の…