音楽教室運営奮闘記

不定調性論からの展開紀行~音楽と教育と経営と健康と

メロディ歌い出しで音程感覚を養う

曲のメロディの歌い出しで音程の感覚を覚えてしまおうという小ネタです。

ポピュラーの先生方は、自分だけの歌い出し曲集なんて持っておくと、よいです。

 

■上にあがる音程の参考曲

<短二度上へ>半音
What's New
The Long And Winding Road

 

<短三度上へ>
Georgia On My Mind(我が心のジョージア)

 

<完全四度上へ>
Someday My Prince will Come(いつか王子様が)
Amazing Grace(アメイジンググレイス)
幸せなら手をたたこう
贈る言葉
Theme From Star Wars(スターウォーズのテーマ)(完全四度ー完全五度)

 

<完全五度上へ>
Moon River(ムーンリバー)
The Great Escape March(大脱走マーチ)
Theme From Star Wars(完全四度ー完全五度)

 

<短六度上へ>
Black Orpheus(黒いオルフェ)

 

<長六度上へ>
Days Of Wine And Roses(酒とバラの日々)
My Way(マイウエイ)

 

<完全八度上へ>
Over The Rainbow(オーバーザレインボー)
When You Wish Upon A Star(星に願いを)
The Christmas Song

 

<<解説>>
たとえば、"オーバーザレインボー"なら「サム、ウェ~イ」と歌い出すこの二音はオクターブ上がってる、という意味です。

同じように"星に願いを"もオクターブ上がってるんですね。


この「歌い出し」といってるのは一般的には「サビ」となっている部分で、映画などの本編曲には、Aメロやブリッジなどがありますから、「皆さんが知ってるあの部分」がここで言う「歌い出し」です。


また"マイウエイ"は日本語訳で「いま、船出が~」の「いま」ですね、これが長六度=Major6thだ、ということですね。


たとえば譜読み・譜書きなど頭で楽譜を読み書きするときに、これらの音程感覚が役立つときがあります。

長六度って、、、となった時に、こうして歌い出しの音程でイメージ頂ければ、と思います。

 

■下にさがる音程の参考曲
<短三度下へ>
Hey Jude
The Girl From Ipanema(イパネマの娘)

<完全四度下へ>
Softly,As In A Morning Sunrise

<長二度下へ>
Yesterday

<長三度上下>
Summertime

<短二度下へ>
Stella By Starlight

<完全五度下へ>
Waltz For Debby


===

歌い出しはもちろん歌いやすくなっています。だから増四度上、とか長七度上、または長九度みたいな音程はスタンダードには少ないと思います。

これらの難しい音程は、上記の例えば完全四度のメロディを浮かべて、それから半音下げてみる、あげてみる、みたいなことをやってイメージしたものです。