音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

怖れの美しさの具現化;56, ロシヤのパン / たま

たまの不定調性進行分析

56, ロシヤのパン / たま

 

 

 

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日本が誇る最強のプログレッシブフォークロックバンド。いや、ジャンルで分けること自体無意味だと教えてくれるレジェンド。

 

イントロはコードにならないんですが、あえて書くとすると、

AフリジアンM3,M7| % |% |% |
B |B |AフリジアンM3,M7| % |
G/B F/A |G/B F/A |G/B F/A |G/B F/A |
E/G# |F#m |% |
B |% |AフリジアンM3,M7| % |
B |% |AフリジアンM3,M7| % |

 

この曲の主となるコードはこのイントロの不思議なハーモニーによりA△なんでしょうが、b13とM7が同居しています。ガッツリわしづかみされませんか?

不定調性進行してます。

 

強いて書くなら、AM7(b13)です。でも意味はないでしょう。

 

このバンドは、響きでガッツリわしづかみしてくれるんです。

 

このサウンド聞くと、怖くなる人はいませんか?

どこか現代社会に即していない独自の意識空間で成り立っている人たちがいまだにそこに存在している感

への恐怖です。

ほっこりする、とかなごむ、という気持ちも分かりますが、もっとちゃんとした社会と自分との距離感や信念についての思いを強く感じます。

 

恐怖というと具体的すぎるので却下しますが、本来「自分の意識の中にある世界」ってこのくらい淫らで清楚で本能的な空間じゃないでしょうか。

それを見せられるとぞっとしますが、しばらく見ていると安心する、「ふるさとだ」って感じます。日本人の故郷、って言う意味じゃなくて、人類の意識のふるさと。

 

 

この曲でも同じようにメジャーコードが和声単位=制作の起点となる和音となって作られている、と考えることもできます。

 

F#mへの流れは、ベースラインが下降していくので、音楽的に自然なまとまりを見せています。

 

このイントロからAメロ頭のリフですが、コードを意識していない自然な感じがとても良いですよね。もしくはわざとぶつけることで現れる印象が、この曲のテーマになっているというか、妖怪のことでも歌っているようなメッセージが本当に素晴らしい。

 

学校では絶対教えてくれない知識が、この演奏の中にありませんか?

表面的なものではなくて、それを生み出す意識や考え方の過程みたいなものです。

 

 

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たとえば、この曲は、

|:B△-A△:|という流れでメロディを作るトレーニングなどが必要です。


I-IIの交換進行は「物語が続く感」が出る、なんて私は感じます。

 

こういう印象が「コード進行の使い処」を把握させてくれるわけです。これは自分で作るしかありません。

 

本来IIはドッペルドミナントとされるもので、Vに、すなわちこの曲ではEに進まなければならないコードですが、そんなことよりもこの、IIがIにむかうことで、「だけどね、だけどね・・・云わなぁい」というような何か裏があるような、少しだけ不条理で奇妙な雰囲気を醸し出していると私は感じます。

 

じゃあ、どうやって自分のサウンド作るんだろう、、

もうさっそくここから悩んでほしいです。

勉強は後からでいいので。

で、その答えは、結局「今自分ができる事をやる」に落ち着くと思います。

考えることも時間が無駄です。時間とはステージ上での本番です。お客さんはあなたがどう動くか、何をするか待っています。考えていても立場が悪くなるだけです。できることをやって。それがなければ話して。それがなければ全裸にでもなってつまみ出されて笑。自分からは決して逃げないで。逃げても人生の本番のステージっていうのはずっと続いてますから。どこまでいってもそれは続きます。だから立ち向かわないと話が始まりません。音楽性がどんなにヘナチョコでも構いません。

その究極のところに"たま"がすでに控えているので、あなたはどう変人ぶっても、本物は超えられない。あなたらしくそのままをこれ、勇気がいりますからね。。

 

そうやって立ち向かっていると、自分が音楽をやりたかったのか、そうでなかったのか、ライブをやりたいのか、CDを作りたいのか、武道館でやりたいのか路上でやりたいのか、曲を書きたいのか提供したいのか、いろいろ見えてきます。その一つ一つの過程での決断をすべて自分を真ん中に置いたら、絶対に前に道が無くなります。

あれ、、、この先ってまさか自分で作らんといけない感じ??

 

って言う凄い恐怖を感じたら、そこが人生のスタートラインです。

さんだる 

 

 


たま情報提供;マーサ
シンガーソングライター マーサ(大櫛雅子)のブログ♪