2018.3.14⇨2020.4.26更新
前回
歌詞については掲載しておりませんので
https://www.uta-net.com/artist/2750/
こちら等にて確認ください。
命の花
前のアルバムぐらいから少しずつ音楽が精神性を帯びてきて、いよいよ至高への道を歩き出して、ますます手が届かなくなりそうな急上昇を始めたように思います。
wikiに「アシッド演歌」と書かれていましたが、たしかに。
ユーミン歌詞の書き方の極致がここでも感じられます。
Baby Pink
ちょうどジョージ・マイケルがfaithを出して日本じゅうを1、2年席巻して、アシッドジャズというスタイルが日本に入ってきて、ポップサウンドとしてあのジャミロクワイが96年に大ヒットを飛ばす、という時期ですから、こうしたサウンドで音楽を表現することが一つの実験でもあったわけですから、そうした風潮の中でできた曲かもしれません。
Delphine
Aメロ(アルバム収録タイム 1:13-)
B♭m7 |Am7 |B♭m7/E♭ |FM7 |
B♭m7 |Am7 |B♭m7/E♭ |A♭M7 |
Bメロ
Gm7 C7 |FM7 A♭/B♭(またはFm7/B♭) |E♭M7 |D7sus4 G(ベースなし) |
A'メロ
B♭m7 |Am7 |B♭m7/E♭ |FM7 |
B♭m7 |Am7 |B♭m7/E♭ |A♭M7 |
B'メロ
Gm7 C7 |FM7 A♭/B♭(またはFm7/B♭) |E♭M7 |D7sus4 D |
Cメロ
Fm7(9) |Em7(またはC/E) |A♭/B♭(またはFm7/B♭) |E♭M7 |
Fm7(9) |Em7(またはC/E) |A♭/B♭(またはFm7/B♭) |E♭M7 |
Fm7(9) |Em7 |〜Aメロ
Aメロからm7コードが半音で連鎖しているように聴きとりました。
曲名は男性のもとを去っていった女性の名前であり、この浮遊感のある進行が、追憶を象徴するような空気感を作っています。
この曲では根音進行も、和声の流れも実にランダムで、連鎖した浮遊感に生まれる希薄な音楽的脈絡を静かにつなぐように歌われています。このイメージ力!
用例;
Cm7 |Bm7 |B♭m7 |Am7 |
Gm7 |Fm7 |E♭m7 |D♭m7 |
というような進行で、自分なりの音楽的脈絡が作れるか、ということです。
やってみて!
無理くり印象を作って、それに合う歌詞を乗せる、っていうやり方でもいいです。
これを言っているのは不定調性論だけなので、機能和声的な音楽を作れるようになって、10曲アルバムに収録!となったら、一曲だけ自分の音楽の精神性にチャレンジしてみてはいかがでしょう!
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