音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

エオリアンのスリーコード;青春のリグレット~ユーミン歌詞・コード考39

ユーミンの不定調性コード進行研究

ユーミン歌詞・コード考 / アルバム「DA・DI・DA」3

 

5,月夜のロケット花火

 

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これからポピュラー音楽の歌詞を考える方には、ユーミン分析が参考になることは間違いありません。ぜひじっくりじっくり味わいながら聴いて頂きたいですね。

「ばかを云ってね」の歌詞スタイルは「今度会ったら叱って」という歌詞の技法と似ていますね。

 

 

6,シンデレラ・エクスプレス

 

 

健全な歌がヒットしなくなったような気もしますが、健全というのは、ここまで健全じゃないといけないな!なんて思ってしまいました笑。あたりまえですが素敵な詩です。

 

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7,青春のリグレット

青春のリグレット 松任谷由実 - YouTube

 

 

リグレット=後悔とか遺憾とか。
もし人に薦めるとしたら、このアルバムかな????なんていう思いも持ちました。

「私を許さないで 憎んでも覚えてて」
まぁ、まずこんな表現は思いつきませんが。。。でも読めば納得だし、身に覚えもある。

 

Aメロ後半です。
Cm7--Dm7--Gm7--Cm7--F7--BbM7--A7--Dm7--Gm7--Cm7--F7--Bb--B/Bb--Bb-B/Bb-C/Bb-C#/Bb
最後のBbからは歌は無く、フィルインという感じでBメロにつなげます。


ここの半音移行は、Bbがセンターコードなので、
I--IIb/I--II/I--IIIb/I
という展開です。これはジャズでもよく使われるんですね。

 

C--A7--Dm7--G7を変化和音にすると、
C--Eb7--D7--Db7
となります。

 

これを逆行するような流れですから、
I--IIb/I--II/I--IIIb/I は
C--Db/C--D/C--Eb/Cとなります。これをダイアトニックに戻すと、
C--G7--Dm7--A7
となります。これをビートルズ的な進行にしますと、
C--G--D--A
というメジャーコードの連鎖でしょうか。

 

そしてDb/Bbはいってみれば、Bbm7なので、そのままBメロのAm7に半音帰着で進んでいきます。おみごと!

それからサビについても後半
Eb--F/Eb-Dm7-Gm-Cm7-F7-BbM7-G7-Eb-F/Eb-Dm7-Gm-Cm7-D7-Gm

と進みます。
F/Ebを良く使います。

 

C-F-G-C

C-F-G/F-C

 

を弾き比べてください。

下の進行のほうが「まって!まって!まだいかないで!」的な解決になります。
「(前の言葉を引きずって)・・でもわたしは」というような雰囲気を出そうとするこのV/IV

 

これはFM7(9,#11,13)という全部盛り和音の省略形、一般には アッパーストラクチャートライアド(UST)の利用、という専門用語になります。トニックコードでもこれが使えます。

Dm7-G7-CM7-D△/C
という終わり方だと、スコーーーーーン!と抜けます。

雨のち晴れ 的な印象を残します。

ちなみにこの曲の頭、
Cm7--Dm7--Gm7
これらの三つのコードは、エオリアンのスリーコードです。GエオリアンのIV-V-Iです。
これをCm7-D7-Gm7としてしまうと、通例の短調的進行になります。

エオリアンのスリーコードはユーミン楽曲の中にも他にもいくつかあります。

このブログでも書いています。探してみて下さい。

短調なんだけど、暗くない、陰鬱とした健全な短調、と言いますか、悲壮感がない人生通常モード的な冷静さを表現してくれます。ユーミン曲になるとパステルの感じがより強調されますね。

 

 

 DA・DI・DA(ダ・ディ・ダ)/松任谷由実