音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

ユーミン音楽は歌詞とメロディと和声~ユーミン歌詞・コード考34

ユーミンの不定調性コード進行研究

ユーミン歌詞・コード考 / アルバム「REINCARNATION」2

 

以前まとめたブログ記事を現在の不定調性考を用いてリライトいきます。レポートの語調が"である調"なので一部引用部分の表現はご容赦くださいませ。

各種レポートはM-Bankにお問い合わせいただければPDF似て無償で配布しております。宜しくお願い致します(日本音楽理論研究会にて発表も行いました)。

 

6,心のままに

 

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目に見える風景感はユーミンならではですね。

彼はどんな形に見えるかきいても、生返事しかしなかっったのでしょうか。
こういう歌詞を見ると、使いたくなりますね。

 

二番目は、「違って見える」系の歌詞ですね。
小さな花も彼女が持てば、愛らしく見える、と言う表現です。

 

人は印象や観念を通して世界を見ます。だから嵐のような恐ろしい表情で怒り狂った海が、そのあと微笑むように見える、嵐の後の海は、いつもの海なんだけど、ちょっと違ってみる、ということに対する人の感じ方について表現してみるわけです。

 

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7,経(ふ)る時
(ユーミンレポートより)


Aメロ(アルバム収録タイム 0:30)
AM7 Bm7/E |AM7 Bm7/E |F#m7 C#m7 |Bm7 Dm7/G |
CM7 Dm7/G |CM7 Dm7/G |Cm7 E7/B |Am Am/G D/F# |Dm7/F |G7 E7 |
A'メロ(1:49-)
Am7 D7 |Am7 D7 |Am7 Am7/G | F E |~
=degree=
(key=A)IM7 V7 |IM7 V7 |VIm7 IIIm7 |IIm7 VII♭7 |
(key=C)IM7 V7 |IM7 V7 |IM7 III7 |VIm II |IIm |V7 III7 |
A'メロ(1:49)
(key=Am)
Im7 IV7 |Im7 IV7 |Im7 Im7/VII♭ | VI♭ V |~


この曲の最初のAメロではVII♭の変化感を使ってCメジャーキーに転調している。

 

さらに同型のメロディを短調の音に置き換えてA'メロではAmのキーで陰りを持たせて歌っている。

転調構造が時間の流れ、季節の流れ、人生の流れという三つの経る時を現し、それぞれが最後のときに向かってゆっくりと進みゆく時間差を感じさせる。


歌詞とメロディと和声が作るこの空間を参考にしながら、それぞれが物語る風景が作り出す心の情景をみつめながら、音楽的クオリアを育てて頂きたい。

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ユーミンミュージックは歌詞とメロディと和声がとてもバランスよくどれも強調されているように感じます。

どの素材についても、風景感や情感を感じて作ることのできるアーティストなんだろうなぁと感じます。できそうでできないんですよね。このバランスを維持するのって。

しかも50年間続けるとか。

 

こういうところは死んでから評価されるみたいなところがあるので、ぜひユーミンライブに行って、この価値をたたえて発信しようではないか!!

 

 REINCARNATION

 

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