2018.2.4⇨2020.2.21更新
仕事の合間にMacの起動音を作ろう、という話になり、作ってみた件です。
2013年の話です。
当時使ったのは、YAMAHA QY70という機種で、メモリや諸々を合わせれば誰でも作れます。
難しいのは微妙にデジタルな感じと、Macのスピーカーから流れる感じ、それからなんと言ってもアタック音です。QYにはあのアタック音を出せる音源がなく複数の音源を組み合わせて作るしかありません。結構難しかったです。というか、まだ不満です。
入りのアタック感と余韻に残る"さぁああああ!"って感じが出せませんでした(笑)。
ただし、この機種、フェードアウトが面倒くさいので、フェードアウトだけはDPを使いました。
私などはQYユーザーとしては全然ですが、QYのポテンシャルを少しでも示せればと思い、チャレンジしてみました。きっともっと耳のいい人なら、もっといいところまで再現できると思います!
ぜひぜひチャレンジを!!
動画はこちら。
下記に設定を書きます。
<制作メモ>
制作時間は3時間。
和音の構造について、調べて、後はヴォイシングに手間取りました。
440Hzではこの和音は再現できず、かなりピッチを落としました。
Utility画面でmaster tuneを=-45にしてください。
さらにヴォイシングで各音のヴォリュームを調節しました。
正確な和音配置が分からないので、似たような配置にして、あとは各音の音量バランスの作業で再現しようと考えました。
■使用した楽器と設定
1、アンサンブル;049+Arco Str
PAN振らず
Volume=100
リバーブ/コーラス=0
CuttOffFreq=-15
Resonace=+6
Attcktime=-50(あまり意味はないです)
Decay Time=0
ReleaseTime=0
使用音=F#3(Gate=02:000、Vel=30)、F#2(Gate=02:000、Vel=47)、F#1(Gate=02:000、Vel=95)、F#0(Gate=02:000、Vel=72)、Bb2(Gate=02:000、Vel=50)
2、ブラス;062+MelloBrs
PAN振らず
Volume=88
リバーブ/コーラス 0
CuttOffFreq=-12
Resonace=-3
Attcktime=-64(あまり意味はないです)
Decay Time=0
ReleaseTime=0
使用音=C#3(Gate=02:000、Vel=89)、C#2(Gate=02:000、Vel=90)、Bb2(Gate=02:000、Vel=80)
3、アンサンブル;049+Arco Str
PAN振らず
Volume=72
リバーブ/コーラス=0
CuttOffFreq=+10
Resonace=-1
Attcktime=-64(あまり意味はないです)
Decay Time=0
ReleaseTime=+36
使用音=F#1(Gate=02:000、Vel=120)、F#0(Gate=02:000、Vel=110)
今手に入る機器としてはこの100をお勧めします。船橋競馬場の新ファンファーレもこれで作ったよ(作曲のみ)!一応今でも誰でも簡単にBGMぐらいは作れてしまう機器です。シーケンサー史上でも超優秀です。