音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

テンションではない#9thの概念で覚える感覚的音楽性〜ビートルズ楽曲topics

ビートルズの不定調性コード進行研究

ほぼ全曲ビートルズのコード進行不定調性考察「A Hard Day's Night」2(2018)

4、ユー・キャント・ドゥ・ザット -


The Beatles - You Can't Do That - 1964

 

 

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Aメロから
G7(#9) |% |% |% |
C7 |% |G7(#9) |% |
D7(#9) |C7sus4(10→9) |G7(#9) |D7 |

この#9のコンセプトと最後のサブドミナントC7の曖昧さ、もうコードの概念の中にいません。

イントロの部分から、#9が使われていて怪しい感じです。

これは、ギターコードはD7なのですが、ジョンが歌うメロディがm3rd=#9thと解釈、ということなんですね。

 

#9がコンセプトとして使われているのか。それとも偶然なのか。

#9thって聞くとテンションだ、って感じてしまうのが勉強のディメリットといえばディメリットですね。テンションという考え方を取り除いてしまえば、「変んな音だけどいい感じ」程度で使えます。これはもはや思考のテクニックですが、ぜひ参考にしましょう。響きに対するイメージが変わりますから。

 

展開部もいいです。
B7 |Em7 |Am7 B7 |Em7 |
B7 |Em7 |Am7 |Bm7 D7 |

 

ベースラインとコード設定の妙技。
平行調に見事に行っているのですが、いやまてまて。曲はブルース進行で始まっていたではないか。

これってファーストフードの店に入って、さくっと昼食を済ませたあと、おやつでフランス料理のお店に行くようなものではないか。

このブルースと調性音楽の妙技。

 

洒落たコードが添えられています。
Am7 |Bm7 D7 |

これってIIIm7からV7に行ってます。指癖からできたのか。。
Bm7=B,D,F#,A
D7=D,F#,A,C
構成音が似ています。とても綺麗なIIIm7→V7のグラデーション。

 

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5、アイル・ビー・バック - I'll Be Back

このアルバムの最後を飾る曲。

 

これも綺麗なコーラス。

Am |G |F |E |
A | % |
Am |G |F |E |
A | % |

というAメロ。

 

よくあるエオリアン進行で、ピカルディの三度。

 

ですね。

 

こういうメジャーコード終わりって、一旦喧嘩になった相手と、仲直りしてメジャーに(明るく)なって!いいかんじ!

なのに、2メロでまた喧嘩して雰囲気悪くなる、見たいな起伏の変化を楽しめる性格かどうか、みたいな作曲者の特質もあるかな、と思います。

 

弾き込むと、これがとても綺麗に感じます。

それから展開部。
Bm BmM7 |Bm7 |C#m |% |
F#m |B7 |D |E7 |D E7 |D E7 |


IImのクリシェ。

 

そのままIIIm7のC#に上がるあたりなど。動的でカッコ良くて。


そのあと、II7のBがまた明瞭に雰囲気を持っていき、また出て来ます、三度のグラーデション進行。

 

最後にこれは皆さんへのチャレンジ。
例;
:CM7 |CM7 |G6 |G6 |
Em7 |Am7(9) |FM7(#11) |FM7(#11) |

Em7(11) |Em7(11) |Dm7(11) |Dm7(11) |
Gsus4(6) |Gsus4(6) |G7sus4 |E7sus4 :|

みたいな進行に、皆さんはどんな和声の流れのストーリーを感じるんでしょうか。

あまり変化感のない進行感にうすーーい雰囲気を感じてみると、機能和声だけが音楽でないかも!なんて気付いちゃうかも。

 

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