音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

ほぼ全曲ビートルズのコード進行不定調性考察「Hey Jude」1(2017)

ビートルズの不定調性コード進行研究

米国編集版の続きです。

   

1、ペイパーバック・ライター - Paperback Writer
この曲コードが二つしかありません。

youtu.be

G |% |% |% |% |% |% |% |
C |% |G |% |

 

メロディは、D音をセンターに置いたようなかんじですので、
GからみるとGミクソリディアンモードの曲であり、メロディだけ見たら、Dドリアンの曲、って云ってもいいでしょう。

 

"「ペイパーバックライター」ってさぁ、(G)ミクソリディアンだよねぇ。。"

 

です。

 

この曲のメロディ音を取り出して、ピアノなどでGから並べてみてください。
G-A-B-C-D-E-F-G
という音階になります。

 

 AD いまこそビットコインはじめてみませんか?

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で 

 

ということは、コードがCとGだから、
あ、なんだCメジャースケールじゃないの??と思うかもしれません。

でも終止和音はGなんです、というかフェードアウトですが。G一発です。

 

もちろんモード云々よりも、Gコードを弾きながら、出て来たメロディがG7的だっただけ、という感じもします。

つまりメロディを構築するときの作り手の意識の話です。モード云々で選ぶのではなく、感性が導いたメロディをどう咀嚼するか、という話です。

 

ためしにGを弾きながら次の文章にメロディをつけて歌ってみてください。

俺の財布は空だぜ baby

 

中にはちょっとブルージーな感じになった方もおられるでしょう。

文章がどことなく、ブルースしてるからかもしれませんね。でもそれって

ミクソリディアンを使いたかった、訳ではないでしょう?

 

     

作曲ができる、というのはそういうことなんです。

 

また例えば、できたメロディが普通のドレミファソラシドであった場合、シに当たる音が出てきたのなら、それをシ♭にする、というのが知識です。これでミクソリディアンのメロディになりますからね。 

例えば、こんな風に作ったら、(コードはGです。)

f:id:terraxart:20171223174909j:plain

このメロディの中のf#をfにすれば、

f:id:terraxart:20171223175129p:plain

Gの上で歌えば、Gミクソリディアンになります。

 

自然に歌って、こうなる人もいるでしょう。ビートルズモブルースッロックは散々聞いていた訳で、ブルース的なメロディになるのはなんら不思議ではありません。

 

そしてそうなった時

「これ、あってるのかな??」

とか、考えなくていいんです。あなたがどっちがいいと思うか、だけで結構です。

それが不定調性論が最も重要視する、あなた自身の音楽的印象の確立です。

 

本当に、専門的にブルースをやりたい、ジャズをやりたい、という時に、一般理論を学習していただいても結構ですが、めんどくさくなったら辞めましょう。

たとえ辞めてしまったとしても、どうしても必要な時は、3日で全て覚えられます。把握できます。感覚も研ぎ澄まされます。

 

 

この曲を、
例;
G7 |% |% |% |% |% |% |% |
C7 |% |G7 |% |
としてみてください。


これはブルースです。

 

でも完成した曲は7thコードとはせず、「もろブルースだから、つまらないので普通の子トライアドにした」
のかもしれません。

 

ブルースっぽい曲は7thコードをつける、っていう常識そのものすら無くしてしまう。

という感じが、ビートルズの面白いところ。

 

この曲、2コードしかないのに、いろいろ考えさせる曲ですね。