音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

アッパーストラクチャートライアド(冠状三和音)の一覧表(2017)

ご質問いただいたのでアップいたします。
アッパーストラクチャートライアド分類表です。

このような表は、学校にでも行かないとお目にかかることはないでしょう。

ウチも一応学び舎なので、こんな表欲しいなぁ、という表は全て作ってあります。

不定調性の教材の巻末には和声関連の学問的知識として考えられうる全ての表を作成して掲載していくつもりです。

   


其の一

其の一は主なダイアトニックコードの上部に理論上作成可能なUSTがディグリーで書かれています。

f:id:terraxart:20171209114709p:plain



其のニ

其の一はCのキーで書いたものです。

f:id:terraxart:20171209114754p:plain

bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で 

 AD いまこそビットコインはじめてみませんか?

其の三

其の三は結果どんなトライアドがどの和音に含まれるかをCのキーで振り分けたものです。

f:id:terraxart:20171209114819p:plain

f:id:terraxart:20171209114843p:plain



例えば、USTでC△を持つ和音でコード進行を作ると、
Dm7(9,11) |C/E |FM7(9) |G7sus4(13) |
などが、
C△/Dm |C△/E |C△/F |C△/G |
などの分数コードに展開できることが分かります。

これは理屈だけ覚えてしまえば、あとは指の動きを固定するような和音進行を作ることで自然と対称性や整合性を作ることができるようになりますので、ふーーーん、そういうことなんだ、程度に考えておけばよいように思います。

不定調性論では、こうしたUSTから分数コードへの展開が機能の拡張、響きの感覚の拡張に伴い、ミラーコードや、複分数コードなどへの理解につながり、そこから不定調性進行への理解も自然と進んでいくと考えています。ジャズの突飛な進行と和声の歴史をくっつけ、そこから「個々人の和声感を作る作業」まで一貫して突き進むことができます。

たとえば、
C△ |Eb△ |A△ |B△ |
は同一和声単位の進行と不定調性論でいうことができますが、これをこじつけて解釈すれば、其の三の表から、この進行は、
C△ |Fm7(9,11) |G7(alt) |CM7(Lyd) |
のただのIVm-V-Iである、というような機能和声の超拡大解釈も可能なわけです。

これはコルトレーンが展開して、ビートルズが世界に広めたものであり、自然な和声の扱いの意識を変えていく時代の流れであったのではないかと思います。
使いたいのは、USTとしてのトライアドではなくて、知識や解釈がない状態で自由にメジャーコードをつなぎ合わせられる方法論、としての学習方法が求められるようになった、というわけです。

ここにきて「ただ知ってるコードを自分が好きなようにつなげれば良い」という発想に行き着きます。不定調性論は、ここからスタートして、伝統技法の拡大解釈の理由と意義を探っていき、12音の関係の再構築、和音の作り方を変えていきました。

教材には付録として付いています。