音楽教室運営奮闘記

音楽と教育と経営の雑記ブログ~不定調性論からの展開

モンテッソーリ教育はじめキッズ教育システムを考えてみました4(シュタイナー教育)

ルドルフ・シュタイナー(1861-1925_旧オーストリア帝国、現クロアチア)

シュタイナー教育 - Wikipedia

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0-7歳;穏やかな生活環境を作る~大人が楽しそうに片づけているの見て真似をする

◆せかさず、待つ時期

◆子供の感情や思考を揺さぶらない

→穏やかな環境でリズムを持って生活する様を見せる。

◆このころの子供は地面に立って、引力に逆らっていることこそそのものが生きる意志の表れ。

◆模倣の時期。親がイライラしていると、そうあらねばならないと潜在意識に植え込まれる。「片づけなさい!」と怒る前に、親が楽しそうに片づけるのを見せる。良い行動を模倣させるようにする。

◆7-14歳は感情が育つ時期(快・不快と結びつくもの・本能)

◆14-21歳は思考が育つ時期(「わたし」は誰か)

→脳科学の発展がなかった時代の思想にしては的確ですね!!

子どもと楽しむシュタイナー教育の手作りおもちゃ 

すべての生物はリズムで生きている

◆一日のリズム、一週間のリズム、一月のリズム、一年のリズムでとらえる。

→日々のリズムや様々なリズムが乱れても、人は一週間の中で調整する。一週間が乱れても一か月の中で調整できる。一月のサイクルが乱れても一年のサイクルで調整できる。大きなリズムで調整ができるようになればそれぞれの小さなサイクルが理解でき、異なる二人の人間のリズムも調和する。

→一日中お祭りの日がある。一日中運動の日がある。一日中寝込んでいる日がある。勉強を全くしない日があるでしょう、親が全く休めないほど夜泣きがある日もあるでしょう。焦らず、大きなリズムに乗って一日が崩されたら一週間で、一週間が崩されたらひと月で、おおらかにリズムを整えて、無理な強制や無理なシャットアウトをしないようにそれが行われるときはその行いに任せてみましょう。永遠にそれが続くわけではない。そしてそのサイクルの調整に余裕が出てくるとすべてのサイクルが調整できるようになる。

 

シュタイナーの神秘さは、当時まだ未知の科学の存在に対する彼なりのアプローチ

◆子供は眠ると自我を失い、起きると自我を取り戻す事の不思議さを上図に迎えてやるために、寝る前に子守唄を歌い、朝やさしい雰囲気の中で迎えてあげる、そうすることで「わたし」は親にとっての「わたし」であり、愛され続ける存在あるという事が理解でき、その繰り返しの中で生まれるリズムの中に存在する社会や自然とも自然と親しめるようになる。「子どもが大人社会の中に入ることを歓迎され迎え入れられること」の重要性。

→その教育理論全体を理解しようとしてトライする必要よりも、その他の教育システムと共通している要素をどのような観点から教えて遺構としているのか、という中心理念さえ親御さんの方針や理想とぶれていなければ、どの教育スタイルも意義深いシステムを持っているように感じました。

 

母と子の関係=子と人形の関係

人形で遊ぶのは遠回しに母親の模倣になっている。そこで適切にアドバイスしてあげることで、将来の子育てや、家族の在り方まで示唆することができる。

 

途上国の子も、先進国の子も子供時代が奪う割れる危険性がある

途上国の子は少年兵として子供時代を奪われ、先進国の子は不必要な商品やおもちゃ、教養の強制によって素朴な子供時代を奪われ、無益な欲望に走らされている。

→「子供時代をどのように守るか」という問題は時代の変化とともに変わっていくのでしょうが、シンプルである、リズムがある、というところに上手く落とし込めれば様々なやり方があってもいいように感じました。

 

そのような意味で、最新鋭の脳科学に即した効率的な子供知育が競争社会的な様相を呈しているような場合であれば、より自由に、昔ながらの考え方で親の親たちがそうされてきたように伝統的なシュタイナー的な思想で同じ価値観で学ぶ環境に預ける、と柔軟にその教育方針を検討してみてはいかがでしょう。

 

シュタイナー教育の古典

 子どもの体と心の成長

 

幼児が描くらくがきは人類普遍

◆幼子が初めて描くらくがきには、普遍性があり、誰でも同じような絵を描く、ということから、どの国のどんな環境の子供も皆最初は同じであり、そこからどのような環境で育つか、がとても大切である。

→子育てや教育は「大人の力によって強制できる」類のものであるがゆえに、親と子供が対等に自分が学ぶ場、自分に合っている学びの場を知ることがとても難しいのかもしれません。それを0才から3才という間にいかに見極めるか、またはそうした環境で育てることができる工夫をすることで社会全体にとって有意義な人材を作り上げる、という発想になります。つまり社会で働いている人以上に、これから未来を作る子供のために社会がその親に育休を設けるのは、重要な社会的責任である、と叫んでも決して言い過ぎではないですね。この辺はどの知育システムを見ても共通して言えることではないでしょうか。

(今回の参考文献)

のびのび子育て (クーヨンBOOKS)